タロットカードの「愚者」は、22枚の大アルカナの最初のカードで、番号は「0」、英語ではFool(フール)です。
この記事では、タロットカード「愚者」の意味や解釈、正位置、逆位置での意味をまとめていきます。
「愚者」のカードのデザインや描かれているものの意味についても考察します。
目次
タロットカードの愚者とはこんなカード
愚者のカードは、タロットカードの大アルカナの最初のカードです。
新しい始まり、無邪気さ、新鮮な視点、そしてチャンスを受け入れることの象徴です。
私たちは皆、ある種の「愚か者」ですが、未知の世界への旅に真に出る勇気を持っているのは「愚か者」なのかもしれません。
大アルカナの最初のカード
愚者は、22枚の大アルカナのうち、最初のカードです。
大アルカナは、人生の旅路と、成就するために得なければならない「人生の教訓」や「知識」を含んでいます。
「愚者」はこの人生の旅における最初の一歩を表し、最終的には知識や人生の教訓を得るために取るべき道を示しています。
愚者は「旅する愚者」とも呼ばれ、その道中でさまざまな知恵や宇宙の秘密を手に入れることができると言われています。
このように、「愚者」のタロットカードは、私たちが内面を見つめ、内なる知恵を発見し、探求することを促してくれるのです。
愚者のカードの絵柄や描かれている物
愚者のタロットカードには、新たな冒険の旅に出るために、心置きなく崖っぷちに立っている青年が描かれています。
彼は空(と宇宙)に向かって上を見つめており、未知の世界に断崖絶壁から飛び込もうとしていることに一見気づいていないように見えます。
また、彼のそばには一匹の白い犬が。
白は純粋さ、犬は忠誠を表すので、青年に「その先は崖だよ」と教えようとしているのかも。
青年は、端に荷物をぶら下げた棒を持っていますね。
「棒=ワンド=火のエネルギー」なので、とてもパワーがある状態だということでしょう。
そして左手には白いバラ、頭上には太陽が描かれています。
愚者の意味と解釈
愚者のカードが正位置で出た場合、それは私たちが心を開いてリスクを取ることを奨励します。
また、目標を達成し、成功を収めるためには勇気を持つことが重要であることを示唆しています。
一方、愚者が逆位置で出た場合は、無謀、不注意、怠慢、無気力、不合理を意味します。
タロットで仕事運を占ったときに「愚者」の正位置が出た場合
タロットカードで仕事運を占うときに「愚者」のカードが正位置で出たときは、たくさんのポジティブなチャンスが待っていることを意味し、これからワクワクするような新鮮な可能性があることを暗示しています。
新しい豊かなチャンスが到来していることを意味しているので、リスクを取って挑戦してみましょう。
また、新しい可能性を受け入れ、不確実性を受け入れることを思い出させてくれるものでもあります。
タロットで仕事運を占ったときに愚者の逆位置が出た場合
タロットカードで仕事運を占うときに愚者のカードが逆位置で出た場合は、慎重になり時間をかけて決断することを暗示しています。
変化の時期であることを示唆しつつも、無謀な決断を戒めており、衝動に流されないように心を配るようにと警告してくれています。
タロットカード愚者のキーワード
愚者をポジティブに捉えるなら、キーワードは以下。愚者のタロットカードは、私たちに快適なゾーンと私たちの先入観から一歩踏み出すように背中を押してくれるカードなのかもしれません。
- 新しい始まり
- 勇気
- 大胆さ
- チャンスを受け入れること
- 自由
- 冒険心
逆位置の場合は、以下のようなキーワードが浮かびます。
- 無謀さ
- 計画性の無さ
- 夢想
- 不注意な決断を警告
タロットカード0番「愚者」の学習記事でした。
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